パーソナリティ養成講座 受講生面談を実施しました

4月より開講したパーソナリティ養成講座も、半年を経過しました。

そこで、恒例の受講生面談を実施しました。

全受講生に対して、事務局スタッフから「受講の感想」や「将来のパーソナリティ像・担当したい番組」などをお伺いしました。

それぞれの受講生ごとに、新たな一面を知る事が出来、非常に有意義であったと思います。

その中で、1つ気になる事を書き留めておきたいと思います。


面談の中では、全員に対して「どんな番組をしたいですか?」とお伺いしたのですが、その中で、よくあるのが「リスナーからメッセージを募集して、それを元に番組をしたい」というもの。

「では、あなたは、ラジオを聴いてメッセージを出しますか?」と問いますと、「出していません」という方がほとんどです。

今、まさにラジオでしゃべることを目標にして、パーソナリティになるために学んでいる方自身が、メールやハガキなどを出していないのに、いったい、どなたがメールやハガキを出してくれるのでしょうか?

ここに大きな幻想と誤解があると、私は勝手ながら思っています。

「ラジオで自分がしゃべる」=「リスナーがメールをくれる」

もし、そう考えているのならば、その考えは捨て去ったほうが良いでしょう。
自分自身がやらないことを、他人、しかもお客様ともいえるリスナーさんに求めるのは失礼すぎます。

ラジオを通して、たくさんのリスナーさんがメールやファックス、ハガキなどで番組に参加してくださっていますが、ラジオ番組を楽しんでくださっている方は、それだけではありません。

日常の生活の中で、なんとなくラジオを流していただく「ながら聴き」であったり、その中で興味のあることに聞き耳を立てていただく「ひらい聴き」で楽しんでいただいている方は、お便りを下さる方の何十倍、何百倍、何千倍もいらっしゃいます。

その方々を含めて、自分がいったい何をさせていただく事ができるのか、ということを考えてほしいと思います。

興味を持たないパーソナリティの呼びかけに反応してくださるほど、優しいリスナー様だけではありませんし、最初は優しい眼で見てくださっても、半年、1年経過することで、その違いは歴然とでてきます。

それが、パーソナリティ業の面白いところでもあり、恐ろしいところでもあります。


少なくとも、人前に立つ仕事を目指す以上、いわゆる普通の人以上の努力をしないと、その薄さは一瞬で見抜かれます。

1週に1本、映画を紹介するあなたは、週に1本しか見ないのであれば、それで十分ですか?
料理をした事が無い、掃除をした事が無いのに、レシピ紹介することに説得力はありますか?
新聞をよまない、世界・日本の動きに興味が無いのに、ニュースの原稿をよんで、アラはでませんか?
インターネットで入手した情報を紹介するのは結構ですが、もう他の人は同じものを見ていますよ・・・。

日々考えて、行動して、努力することは大変なことですが、「人を楽しませたい!」「人の役に立ちたい」と、思い続ける人が、人気パーソナリティとして、多くの人に支持されるのだと思います。

頑張ってください。

2008年7月2日の講座

FMゲンキのパーソナリティにとって「原稿読み」は絶対にマスターする必要がある、基本の基本です。

その理由は、基本が1人しゃべりということもありますが、たとえばCMを読んだり、パブリシティ原稿(有料広告と思ってください)を読む場合は、しっかりとした読みができることが、最低限必要です。

FMゲンキには、おもに「ひめニュース」「全国ニュース」「エリア天気」といった3つの情報コーナーがあります。

「ひめニュース」は、新聞の地方版の記事を紹介しながら、自分自身のコメントをつけます。
新聞記事ですから、記事をそのまま読んでは、書き言葉を読んでいるだけですから、ラジオだと意味が通じなくなってしまいます。聴く人の立場に立って修正するところは修正し、読む必要があります。

「全国ニュース」は、新聞社から配信されてきたニュース原稿を読みます。
一応は読み言葉になっているのですが、それでも意味がわかりにくいところがあれば、自分で修正する必要があります。でも、なにより、自分自身がそれぞれの用語に対して最低限の知識を持っていないと、ただ文字を読んでいるだけで、その内容を伝える事ができないばかりか、切ってはいけないところで単語を区切ってしまったりする可能性もあります。
すなわち、それはリスナーの立場からすると「このパーソナリティはそんな言葉もしらんのか」と、信頼性の低下に直結します。さらには、FMゲンキそのものの信頼も失ってしまうのです。

「エリア天気」は、日常生活を送る方がいちばん気になる情報かもしれません。
しっかり読むことはもちろんですが、晴れているときは晴れやかに読むことで、より意味が通じやすくなります。

原稿読みというと、常に一定のペースで淡々と読む事が最良と考えているかたもいらっしゃるかもしれません。

それはそれで、すばらしい技能かもしれませんが、ラジオの場合、大切なところはしっかり強調したり、繰り返す。わかりにくい言葉は、優しい言葉に言い換えるなど、「相手にしっかり伝わっているか?」ということを、常に自問自答しながら読む事が必要です。

文化放送アナウンサーの白井静雄さんは、ある雑誌のインタビューでこう語ってらっしゃいます。

「例えば【東京地方、明日は北の風、くもりのち晴れ】のうち、確実に伝えたいのは”くもりのち晴れ”の部分。そこをヤマにもっていくために、”北の風”はあえて流す。そして、”くもりのち晴れ”だから、”晴れ”の部分に少しでもうれしい気持ちを込めたい。

ニュースもまたしかり。文章をブロックで捕らえるところ、思い入れをいれてフックがかかるようにするところのメリハリの出来がニュースの読みの善し悪しですね」


演技をする必要はありませんが、リスナーと喜怒哀楽を共にする”自然な表現力”も、パーソナリティにとっては重要な要素といえるでしょう。


来週は、いよいよスタジオ実習です。

しっかり取り組んで、ステップアップにつなげましょう。

パーソナリティ養成講座 開講中です

6月18日(水)の講座で、11回目となりました!

途中で辞退された方や新しく入られた方で、只今の受講生13人。
来週は、スタジオでの実習を予定しています。
写真リポートも出来ると思いますので、お楽しみに・・・。

そして、午後の部も「GENKIごきげんサテライト」とあわせて開講中!
生放送を行いながら受講することで、それぞれの課題も見えてきたはずです。

人間「慣れ」というものは恐ろしいもので、最初は難しそうに思えたことでも、何回か繰り返すことで「慣れ」るので、それなりに出来ている(ような)気になるものです。

しかし、そこが落とし穴。

マイクの前に立つということは、「リスナー様」と1対1で向き合うということです。
その中で、向き合った方に自分の言葉がどのように届いているか、これはずーっと頭の中で描きながら、しゃべり続けないといけないことなのです。

例えばパーソナリティが偏った意見を言ったとします。

「そのとおりだ!」という方ももちろんいらっしゃいますし、「そんなことはない!」という方もいます。

反感を持たれて反応を返してこられる場合もあります。まぁ、この場合は幸せなほうです。

そのまま、二度とそのパーソナリティの番組・・・・だけでなく、FMゲンキそのものを聴いてくれなくなるかもしれません。

コミュニティFM独特の地域性にも注意を払う必要があります。

「大阪がどうこう」「東京がどうこう」という話題は、なんの問題もないのですが、それがこの地域となった場合、意味なく、根拠のない肩入れや最大限の表現は、反感を招くことになりかねません。

自分の出身地であったり、出身校を肩入れするのはほほえましいことですけどね。

ただ、他にもたくさんのいろんな立場の方が聴いてくださっているということも、忘れないでほしいと思います。

しかし、当たり障りのない言葉、奇麗事だけのおしゃべりでは、人の心を捕まえることなんかできません。

自分の考えや気持ちをしっかり自分の言葉で伝えながら、なおかつ、色々な年齢・立場の方にも”配慮”しながら、聞いている方に良い時間を提供できるパーソナリティになっていただきたいと思います。

パーソナリティ養成講座 第5回!

さて、5月始まって第1回目、通算5回目の養成講座ですが!!!
たぶん、菓子博関連の補助にいっているために、講座の様子を取材できない予感がします(汗。
なのでちょっと面白そうな本を紹介。

養成講座に参加されている方はもちろん、ほかのアナウンススクールや講座に通われているかたの目標は、もちろん「パーソナリティとして番組を持つ」ということではないかと思います。
その通過点として、「自分を変えたい」とか「新しいことにチャレンジしたい」とか、まぁ「人と違うことをしたい」なんてのもあるかもしれません。

ではそんなあなたが「パーソナリティになれた」としたら、リスナーの方々に対して「何ができる」か考えたことはありますか?
お客様商売ですから「何をさせていただくか、どんな時間を提供させていただくか」という表現のほうがよいかもしれませんね(笑。

たとえば「地域の情報を伝えます」という方。
その「地域の情報」はどうやって集めるのですか?
そのためにどんな努力をしていますか?
まさか、新聞の地域欄を読むだけでOKなんて考えていませんよね。

たとえば「映画の紹介をしたい」という方。
週に何本映画を見ていますか?
毎週そのコーナーをするのであれば、最低でも週1本以上、まぁ比較したりするためには2本は見ないといけませんよね。
まさか、インターネットや情報誌の記事を紹介するだけでOKなんて考えていませんよね。

たとえば「癒しの時間を提供したい」という方。
具体的なイメージは見えていますか?
そのための知識や経験はしっかり持っていますか?
まさか、健康に関する本の内容を紹介するだけだったりしませんよね??

「話す」という仕事から考えると、つい「アウトプット(出力)」の方法論や技術論にのみ関心がいきますが、もっと大事なのは「インプット(入力)」では?と思うわけです。

たとえば何かのエピソードを紹介するとしましょう。

もしそのエピソードがあなた自身の体験であれば、少しぐらい話し方がまずかっても、記憶にあやふやなところがあっても、聞いている人にはしっかり伝わるでしょう。

でも、それが他人のものであったなら、聞いてくださる方は関心を持ってくださるでしょうか。

ラジオのパーソナリティには、おしゃべりの技術はもちろん大切ですが、それは「自分自身が感じたこと・体験したこと」を伝えるための手段として磨いていかないと、「アナウンス」技術は上達しても、「パーソナリティ」として、リスナーの共感を得ることはできないかもしれません。

「○○さんが紹介したお店だから、行ってみたくなった!」
「□□さんの声を聞くと、ホッとする」などなど。

リスナーさんとの間に「信頼」と「共感」が大切なんです。

さて、長くなりましたがやっと本の紹介です。
日本全国には、様々なパーソナリティさんがいらっしゃいますが、その中から著者がチョイスした22人の姿に迫った一冊が「ラジオパーソナリティ 22人のカリスマ/軍司貞則(扶桑社)」です。
事務局の机に立てていますので、関心のある方はぜひごらんください。

あなたの中にある人生経験というドラマすべてが糧となるのが、パーソナリティという仕事だと気づかせてくれるはず。

この本の中には、「パーソナリティとしての要件」が書かれています。
一部を引用しておきます。

・パーソナリティは人物本位。その人が面白いかどうかがポイント。
 どんな職業でもかまわない。年齢も若さとバイタリティがあれば関係ない。

・不幸の量、挫折の量がほどほどにあって、その壁をなんどか乗り越えたことがあるほうがいい。

・自分の内側を軽い感じでさらけ出せる人。かっこつけるひとは見抜かれる。
 挫折面やうまくいかないところ、欠点を見せてこそ、それが魅力となる。

・八方美人的体質を捨てたほうがいい。共演者やディレクターに好かれようと媚を売る必要はなし。それよりもリスナーに視線を向けること。

・知性と品性は大切。10しゃべるうち1か2で知性や一般教養、品性が欲しい。
 自らの手で何事かを追求する姿勢が必要。コノ姿勢がなければ、自分の言葉で語れず、リスナーからそっぽを向かれる。

・狩猟タイプのパーソナリティを。社会問題でも時事問題でも一言でもそれに触れるのならば、自分の目で、自分の手で、自分で汗を流して取材すべきである。
 それが成長につながる。お仕着せの情報をスタジオに座ってしゃべっているだけでは、何年やっても進歩なし。

・いつも他人に段取りをしてもらっての取材は取材ではない。自分の興味、自分の問題意識、ものの考え方を1日1歩でもいいから磨くべき。それがパーソナリティへの第1歩。そこにエンターテイメント性が加われば、鬼に金棒。

受講生みなさんの成長を楽しみにしています。

番組紹介

image
事務局
FMゲンキが開講するパーソナリティ養成講座の様子をご紹介します

FM GENKI

番組コーナー

最新の記事

最新のコメント

記事のカテゴリ

過去の記事(13)

リンク集

記事の検索

アクセス数

管理者ログイン